プログラマ行進曲第二章

主にソフトウェア関連の技術をネタにした記事を執筆するためのブログ

尻の次は頭だった - 突然襲ってきた円形脱毛症と戦ったときの記録

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割と絵面的に見たくない写真が本記事では連続して続くのでOGP関連では流石に避けるための写真が上の写真です。

はい、久し振りの記事です。pyspa Advent Calendar 2022の21日目の記事です。前日はnikuyoshiさんの記事、コロナ禍以前の生活へ、そしてはじめてのキャンプでした。

特別に思いついたこともないし、前回は痔ろうとの格闘をAdvent Calendarの記事にしたので、今回は別件の病気と戦って取りあえずおさまった記事にでもしようかと思います。

takuan-osho.hatenablog.com

前回Advent Calendarに参加したとき、2019年か...コロナ禍前...

今回の記事3行まとめ

  • 「ハゲになっても気にならないだろう」と思っていたがそんなでもなかった
  • 結構長丁場でお金がかかったよ!
  • 標準医療、最高!治療ガイドライン(リンク先PDF)があるって素晴らしい!

円形脱毛症、それは突然やってきた

コロナ禍になり、リモートワーク体制になってから半年になろうとしてきた2020年9月、家族から唐突に言われました。

「あれ?抜毛してるの?ここ、ハゲてきてるよ」

リモートワークになってから時間が経過して諸々のアレコレでストレスが溜まっていて、よく髪の毛を指で捻ることが多くなってきた私に言われたその言葉により、頭部のうち自分からは見えない箇所にハゲてきている箇所が発生していることに気がつきました。

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まだこれだとわかりづらいですが、写真中央の右側頭部よりの下の部分が少し薄くなっています。

当初は上に書いた抜毛癖によるものかなとおもい、意識的に髪を触らないようにしていたのですが、1ヶ月してもおさまるどころかむしろ悪化している感じになってしまいました。

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こちらは2020年10月17日の写真。

「これはもしかして円形脱毛症とかそういうのでは?」となり、皮膚科に行くことに。日記付けているわけではなかったので時系列が正確にはどうだったか忘れましたがそんな感じだったような気がします。

円形脱毛症、確定

まあ当然というか何とというか、皮膚科の医師に診てもらったところ、円形脱毛症だろうと言われました。

普段からレシートを整理しているわけではないので初診がいつだったのか、この記事書いている時点では振り返れないのですが、今手元にある領収書によると2021年4月16日には診察を受けていました。

2020年10月から半年も放っておく訳はないし、「毛髪症状」というアルバムにツッコんである私の毛髪の病状記録によれば約1ヶ月単位で写真を撮っているので、まあ最悪2020年11月には皮膚科の医師にかかっていたと思います。

だいたい似た構図で写真を撮っていて、当時の病状の進行具合がわかるかとので、以下に例を載せます。

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上の写真が2020年11月3日のもの。左の方の円形箇所が少し広がってますね。

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上の写真が2020年12月16日のもの。この頃にはステロイドを処方されていて患部に塗布していたはずですが、すこし復活したくらいで完全に戻るとはいかずの状態。

あんまり連続して貼ってもしょうがないので、一番ひどくなっていたときの写真を下に貼りますね。

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これが2021年7月14日の写真。さすがにここまでくるとヤベえなって感じしますよね。

面白い(面白くない)のが、この症状、頭部だけじゃなくて、アゴの髭部分にも及んでいて、凄まじいなーと思いました。

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更に見苦しい写真で申し訳ないです。これは2020年10月29日時点での写真です。アゴの部分を拡大すると分かるんですが、3,4箇所くらい円形に髭がなくなっている部分があります。円形脱毛症って髭にまでいくことがあるんかい!と思ったのが新鮮な驚きでした。

頭部でハゲている部分を全て髭に寄せてくれればいいのになー、髭の永久脱毛の手間が省けるのになー、と今振り返ってみると思いますね。

当時も少しはそんなことを考えていましたが、さすがにこれだけ進行してくると「うーむ」という気分にはなりました。

なにが引き金でこうなったのか?

医者曰く、「円形脱毛症の根本的な原因はそもそもまだ完全には解明されてない」的なことを言われました。ストレスが起因になることが多いそうです。

で、私の場合ストレス過多の要因として思い当たる点が2つほどありました。「仕事」もしくは「ダイエット」ですね。

ちょうど症状が現れ始めた2020年9月頃は仕事が忙しくなっていた*1のです。作業量がストレスをかけていたというよりかは、リモートワークにともない、ちょっとしたことを質問したり相談するのが大変になったことで細々としたことを片付けるのに負担が大きくなっていたのかなと今振り返ると思います。

ただ、今思い返してみると仕事よりもストレスかけていたであろう事はダイエット*2です。

まあ、肉体的にも精神的にもストレスかからない環境を確保できるならそうした方がいいでしょうね、という風に感じています。

意外と気になってきたのはこんなこと

こういう感じになる前は、「特に親もはげてないし、まあ年を取っても特に毛髪で困ることはないでしょう」という感じでしたし、そもそも「ハゲが恥ずかしいみたいな風潮があるのがおかしいしよくないでしょ」というスタンスでいた私ですが、こんな毛髪の状況を少なくとも半年以上続けているとやはりちょっとした面で気になる場面が出てくることがあるわけです。

結局原因がよく分からないのでステロイドの薬使いながらのほほんとしていたのですが、リモートワークでほぼ家族以外の他人と会わない状況になっていたとはいえ、習い事とかで出かけることがあり人と会うのですが、その際、明らかに私の円形脱毛に気づいている、少なくとも視界に入っているはずなのに「特に態度は普段と変えてないですよ」という態度*3なのが感じられる機会が増えてきました。

自分の自意識過剰なのかもしれないですがそんな風に感じたので、お互い気を使うのは嫌だから治せるものなら治したいな、という風に思うようになってきましたね。

ステロイドでは効果が出なかったので別の治療法へ

こんな感じで日々過ごしていたのですが、最初に使っていた治療はアンテベートローションというステロイドを患部に塗るというものでした。

これは保険が効くものだったので金銭的負担は少なく、その点は助かったのですが、途中からあまり効果を実感できない状態になっていきます。

そのため、医師からはSADBEという別の治療法を勧められました。医師から告げられたメリットデメリットは思い出す限りは以下の通り。

  • メリット
    • 効果が今やっているものより期待できる
  • デメリット
    • 保険適用外のため高い

最初は高いというデメリット部分と保険適用外の治療という部分が気になり、選択肢として提示された時は選ばずに現状維持でしたが、あまりにステロイド薬による治療の効果が実感できない状態になったため、このSADBEという治療法について改めて医師に効いてみました。

その際、医師がぽろっと「保険適用外なんですが治療ガイドラインにもこの方法は選択肢として含められてるんですよ」みたいな話が出てきて、家に帰ってからそのガイドラインを調べた記憶があります。それが治療法をSADBEに切り替えるきっかけになりました。

円形脱毛症診療ガイドライン2017年度版が大変参考になる

日本皮膚科学会の一般公開ガイドラインに円形脱毛症の診療ガイドラインが掲載されています。

2017年度版はこれです。

これを読むと、治療として局所免疫療法について書かれており、SADBEは局所免疫療法の一つらしい*4ので、そこを読んで参考にしました。

推奨度:B

推奨文:年齢を問わず,S2 以上の多発型,全頭型や 汎発型の症例に第一選択肢として行うよう勧める.

医師から受けた説明と合致してましたし、解説に書かれていたこともちゃんと医師の説明と整合性がとれていたので、このガイドラインの記述がこの治療法を試してみようという原動力を出してくれたことは確かです。

標準医療最高!治療ガイドラインが整備されているのはとてもいい!

「今回経験したことで一番強調したいことを挙げろ」と言われたら、この「世の中には日本皮膚科学会円形脱毛症診療ガイドライン 2017 年版というものがある」ということですね。

別に論文ではないので読みやすいですし、治療法がどんなものがあってどれくらいの期待値なのかが分かるという意味では患者目線からしてもいい物だと思いました。

とはいえSADBEは高い!!

SADBEがキツかったのは薬を塗布した箇所がすごい痒くなるのもありましたが、それよりも保険適用外*5というところでした。いやマジで10割負担で1週間に1回3000円はキツいですよ!!!

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一ヶ月で12000円、半年も通えば72000円!!

これはおサイフに優しくない!!

結果オーライだからまだ納得できるとはいえ、この値段はあまりにいたいので保険適用できるようなものになってくれ!!お願いだから!!という気分は今でもあります。

というか診療ガイドラインに含められる治療なのに何故保険適用外なの!?

最終的には治った

最終的にはこんな感じで、まあ完治したといっていいと思う状況には回復しました。

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これは2022年3月6日の写真。2020年9月からやってきたと思えば実に約1年半です。

まとめ

  • 「ハゲになっても気にならないだろう」と思っていたがそんなでもなかった
  • 結構長丁場でお金がかかったよ!
  • 標準医療、最高!治療ガイドライン(リンク先PDF)があるって素晴らしい!

他にも色々書きたいことはあったような気がしますが、とりあえず以下のことだけ言えればいいです。

標準医療、最高!治療ガイドライン(リンク先PDF)があるって素晴らしい!

*1:プロダクトのKubernetes移行のための作業云々。おのれクバネテスめ!

*2:主目的としてのダイエットではないのですが、2020年9月当時70kg, 体脂肪25%から1年かけて諸々のことをしていたら最低で55kg, 体脂肪15%になっていたので、これが一番負担をかけていたのではないか疑惑があります

*3:悪意があるわけではなく、気を使ってることすら気づかれないようにしている態度、という意味

*4:はず

*5:少なくとも私が通ったクリニックでは

2020年の抱負

明けましておめでとうございます。

今年の抱負を書こうとしていたら、あっという間に正月休みを越えてしまいました。

もっと計画的に動かないといけないですね、と思った年初です。

今まで書いてきた抱負

今年の抱負 - プログラマ行進曲第二章

2014年の振り返りと今後やっていきたいこと - プログラマ行進曲第二章

2016年の抱負 - プログラマ行進曲第二章

2017年の抱負 - プログラマ行進曲第二章

2018年の抱負 - プログラマ行進曲第二章

2019年の抱負 - プログラマ行進曲第二章

2020年の抱負

IT系技能関連の目標

達成度を計測する目標としては今年も設定しないことにしました。

最初はここにも目標書いていたんですが、書いてみて見直したところ、多分達成できそうにないものだったので「達成度は計測しないが、やっていきたいこと」に移しました。

日和りました。

ITはあまり関係ない目標

1年で4冊は本を読み、感想ブログを書く

2019年も同じ目標を立ててやってみたところ、何とか達成できたので、今年も同じ量でやっていきたいと思います。

昨年挑戦してみて思ったのは、本を読むことよりも、読んだ本についてブログ記事を書く方が大分手間取るということが分かったので、4冊というのは冊数にすれば少ないですが、今の私の習慣からするとちょうどいい量なのかなとも思います。

まあ、今年もやっていきます。できるならもっと多くの本、それも技術書以外を読んでいきたいです。

1週間に1度は瞑想をする

実はこれはもう既に今年に入ってからやっていて、記録も取りつつ習慣化できつつあるので、記録残しとして1週間か2週間に1度ブログ記事にして証明するようにしようかなと思っています。

やっている内容としては以下の書籍、『サーチ・インサイド・ユアセルフ』の最初の簡単なやつ*1をやる感じですね。

以下に記載する事項を達成するためのキーとなる目標なので、習慣化して続けるようにしたいと思ってます。

達成度は計測しないが、やっていきたいこと

アルゴリズムとデータ構造の勉強を定期的に行う

これに関しては多くは語らないですが、自分の足りないところなので埋めていく感じでやっていきたいです。

達成度は計測しないですが、量の目安を記載すると、最低限以下の書籍を終わらせるところまではやるつもりです。量的には大分ハードルが低いですが。

オンラインジャッジではじめるC/C++プログラミング入門

オンラインジャッジではじめるC/C++プログラミング入門

  • 作者:渡部 有隆
  • 出版社/メーカー: マイナビ出版
  • 発売日: 2014/06/28
  • メディア: Kindle版

勿論、早く終わったら以下の書籍とか他のもの*2もやる予定です。

プログラミングコンテスト攻略のためのアルゴリズムとデータ構造

プログラミングコンテスト攻略のためのアルゴリズムとデータ構造

  • 作者:渡部 有隆
  • 出版社/メーカー: マイナビ出版
  • 発売日: 2015/01/30
  • メディア: Kindle版

まとめ

潰れない程度に頑張っていきます。

一つでもいい習慣が身につけることができるならいいのかな、なんて考えてます。

*1:2分間だけやる瞑想のこと

*2:LeetCodeや競技プログラミング的なもの

2019年の振り返り

はじめに

2020年になる前に振り返ることができればよかったのですが、「体力ない〜。疲れた〜」なんて思いながら横になっている内に年が明けてしまいました。

で、このまま放置しているとせっかく立てた目標の達成度合いや新年の計画も台無しになってしまいそうなので、年明けて時間が経っても気にせず、2019年の振り返りを少しでもいいからしてみようと思います。

関連エントリ

takuan-osho.hatenablog.com

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takuan-osho.hatenablog.com

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「振り返」という単語で単純に検索に引っかかった昔の記事を引用しただけなので、もしかしたらもっと前から振り返りエントリは書いていたかもしれません。

久し振りに昔の記事をこうやって振り返ってみると、「まがいなりにも2013年から振り返り記事を書いていたんだな」と思いました。

成果確認

takuan-osho.hatenablog.com

IT系技能関連の目標

これは目標を立ててなかったので、特になし。

1年で4冊は本を読み、感想ブログを書く

こちらに関しては、達成できました!

実際に感想をブログ記事にしてまとめたのが以下の記事たちです。

takuan-osho.hatenablog.com

takuan-osho.hatenablog.com

takuan-osho.hatenablog.com

takuan-osho.hatenablog.com

9月以降、読むペースが落ちたのと、読み終わっても感想をまとめきらずに記事に出来てなくて4冊分にしかなってないのが残念ですが、ちょうど目標と同数の達成度合いだったので、いい塩梅の目標だったのかなと思います。

達成度は計測しないが、やっていきたいこと

こちらに関しては以下の2点を書いていたようです。

  • 瞑想を定期的に行う習慣をつける
    • Beingの改善
  • 技術ネタでブログ記事を書いていく習慣をつける

1点目に関しては最初はブログ記事として1ヶ月は続けていたのですが、2019年後半からは中々習慣的に続けられなかったので、次はこの瞑想の習慣を身につけるのを今年の目標にしてもいいのかなと思いました。

2点目に関してですが、理想的な状態からは遠いとはいえ、全く目標を立ててなかったときよりは小さい技術ネタを含めて少しは更新していくことができたかなと思います。

特に以下のArgoCDの調査中に気づいたことをまとめた記事は内容・気づき共にクオリティが高いものを手にすることができたと思ったので、こういう系統の記事をもっとアウトプットとして出していけたらいいなと考える次第です。

takuan-osho.hatenablog.com

2020年に向けて

2020年の目標は別途書くことにします。

2019年の目標と同じく、頑張れば達成可能な(=非現実的ではない)目標を立てて、年末の振り返りの時に「今回も達成できました!」と報告できるようにしたいと思ってます。

34のおっさん(当時)が痔ろう手術するハメになって健康大切だと実感した思い出話(前編)

こちら、pyspa Advent Calendar 2019の22日目の記事です。前日の記事は@takabowさんのふるさと納税の上限計算2019でした。

pyspaに参加したのは今年が初めてで、pyspa Advent Calendarに参加するのも初めてなのですが、昨年経験して書こうと思っていながらまだ書けていなかった記事をこのAdvent Calendarを利用して書いて、昨年の経験を供養したいと思います。

言いたいことまとめ

多分、文章が長くなるので、言いたいことを最初にまとめておきます。

  • 痔ろうになると、(程度にもよるが)生活するのが大変辛くなる
  • お尻は普段からいたわるべき
  • 問題が起こったときにお世話になる肛門科の医局・クリニックを可能なら事前に見つけておく
  • 痔など肛門周りの疾患を経験した人は男女問わず結構周りにいるので、恥ずかしがる必要は無い
  • 仕事がリモート可な職場で助かった
  • 座イスを用意しておくとその後の生活がスムーズに過ごせる

34のおっさん、突如痔ろうになる!

あれは去年(2018年)の7月でした。

普段ソフトウェアエンジニアとして働いているのでデスクワークが多いのですが、7月6日(金)の仕事終わりに近づいた18時頃、微妙にお尻が痛いというか痒い状態になっていることに気づきました。

その時は症状も大したことが無かったので特に気にもせず椅子に座りながらPCのキーボードをカタカタ打ちながら仕事をしてました。

その後迎えた週末、私は趣味の散歩をしていたのですが、2018年の7月は猛暑だったため、ひどく汗をかきながら散歩をしていました。

当時のTwitterを振り返ってみると、「暑い、暑い」と書いているくらいで、相当暑かったんだろうと思います*1

そんな猛暑の状況だったため、この散歩をしている状況の時にも少しお尻というか肛門周りの状況が悪化していたのですが、「汗疹でもできたかな?」とあまり気にも留めていませんでした。

しかし週明けの7/10(火)、詳細な記憶は忘れているのですが、とうとう痛みが無視できなくなってデスクワークに支障が出ると思ったのでしょう、出勤前に肛門科のクリニックに診察してもらいに行こうとしている様子がTwitterの記録に残っています。

実は今回書こうとしている痔ろうの話よりもずっと前、下血したり便秘由来の切れ痔の影響で肛門科のクリニックに大分お世話になっており*2、その経験があってクリニック選びに迷わず、「肛門科のクリニックに行って診察してもらうなんて恥ずかしい」なんてことを思わずに早めに診察にいけたことが結果的によかったんだろうと思います。

これで診察に行くのが遅れていたら、単に痛みに耐える日数が長くなるだけで辛い仕事時間をずっと過ごす羽目になったと思うので、早めの診察は大切だなと個人的には今も思っています。

ただ、これは今から当時を振り返って思った感想で、診察に行った当時は「まあ多分汗疹とかそこら辺だろうから、少し見てもらって処置してもらったら、少し遅れるだろうけど会社に行こう」とのんきに考えていました。

が、クリニックの院長のT先生に診察してもらったところ、「これは痔ろうで、手術が必要な状態ですね。早めに手術することをお勧めします。手術は日帰りのものが2回は必要です」という趣旨のことを言われ、「おっとぉ…、これは予想してなかった面倒事だなあ」と思いつつ、どうしようか思案しました。

今の自分がどういう状態にあるかの説明、以下の書類を示されながらT先生から説明を受けました。

肛門の病気の説明

肛門の病気には大きく分けて3つの種類があるそうで、「イボ痔」「切れ痔」「痔ろう」の内、今回の私は痔ろうでした。

上の書類の最下部はT先生が病状の説明中に描いてくれた痔ろうの図で、書類に〇が付けられている箇所から分かるように、私の病状は切開して膿を出さないといけない、つまり手術が必要な状態です。しかも2回も。

下血などで複数回大腸内視鏡をこのクリニックでお世話になっている経験もあり、「肛門の手術が必要です」と言われても普通の人よりかは動揺は少なかったはずですが、手術したら仕事の関係とか諸々面倒なことがあるだろうなあと思い、どうしようかと多少逡巡したはずです*3

ですが少しここで思い直しました。というのも、今までの人生経験上、痛みとか病気とか疾患に対する処置を後回しにすると結果的に無駄な時間とお金がかかる割合が多いことを理解していたので、「今回も早めに処置した方がいいんだろうな」と思い、即日手術を受けることに。

最初の手術に向かう

そう決めたらT先生にまず最初の手術を受ける旨を伝えて、詳しい説明や今後の流れの説明を受けました。

その後、家族に軽く状況を伝えた後、職場のチームリーダーにSlackのDMで「手術のため本日(7/10)休むこと」「詳しい状況は手術後にまた連絡すること」と報告して手術をする準備に向かいました*4

実際に手術に向かう細かい流れは失念してしまいましたが、手術前により詳しい説明と同意を取るために以下の案内と説明書を渡され、記入して提出しました。

肛門日帰り手術のご案内

肛門手術説明書7月

今読み返してみても微妙に怖いことが書いてありますね。

手術にあたって予想外だったのは「麻酔(仙骨硬膜外麻酔)がムチャクチャ痛かったこと」と「手術後麻酔が覚めるまで排尿を何度もしなくてはならないのに中々排尿できなかったこと」でした。

仙骨硬膜外麻酔は詳しいことは分かりませんが、下半身だけ麻酔をかけるように仙骨の辺りに注射して麻酔を打つ方式のようで、うつ伏せになった状態で注射針を打たれるのですが、脊椎とか仙骨の内部まで針は入ってないはずなのにむっちゃ痛かったんですよ。骨の内部まで打ってないのにこんなに痛いなら、骨髄バンクに登録して骨髄を提供するドナーの方はどれだけ聖人なのかと思います。

手術は麻酔が効いているので麻酔ほどは辛くなく*5、そこまで時間はかからずに終わったのですが、その後麻酔が覚めるまでの状態が面倒でした。

麻酔が覚めたときに下の世話を自力でできる状態で帰すようにするためか、ちゃんと排尿できる状態になるまでずっと横になりながらトイレによって排尿に挑戦するのですが、麻酔が効いているのとそもそも私は排尿に使える力が弱いのか、大分時間がかかって、3時間は排尿が正常な調子になるまで戻らず、帰るのが遅くなっていました。

手術は9時頃始めたはずで、以下のツイートによると16:45にはツイートできる状態までになっているので、動けるようになるまではおそらく16時までかかったと思います。

お世話になったクリニックは自宅最寄り駅から3駅のところにあり、手術後はあまりに痛くて、電車を使ってもその距離を歩いて帰るのは無理だったので、家族に迎えに来てもらってその後タクシーで自宅に帰り、後は安静に横になっていました。

以前に大腸内視鏡経験が3回あるとはいえ、肛門の手術は初経験でした。そのためか、こんなことを当時Twitterに残していますね。

今となっては痛みも無いので当時の痛みを思い出すのも難しくなってきていますが、こんなことを残すくらいの余裕はありつつ、相当辛かったんだろうと思います。

やたらと長くなったので、手術後の面倒な生活の過ごし方や2回目の手術に関しては後日公開します。

明日は@shiumachiさんです。

*1:もはや猛暑だった記憶が飛んでいます

*2:この手術前、34歳の段階で大腸内視鏡経験が3回ありましたが、同年代の平均を超えているのではないかと思います

*3:重ねて言うと、細かいことは忘れてしまったので当時の記憶は予想込みです

*4:SlackのDMを見返すとこの時は9時頃でした

*5:しかし久し振りの肛門周りの処置だったためか、手術器具が肛門から内部に入っていくときの感覚はちょっと「ウッ…」ってきてしまいました

何度目か分からないiOSプログラミングへの再入門をまた始めたという話

前回の記事で、前職の同僚にiOSプログラミングを教え始めたという話をしました。

takuan-osho.hatenablog.com

今のところゆるゆると続いていて、私もiOSプログラミングはそこまで深くやったことはないので、教えるついでに自分も再入門しなおし始めました。

以前にもこのブログで何回か言及した記憶はあるのですが、私、iOSプログラミングに入門しては挫折するということを繰り返していて、「今だと10回は超えないが、両手で数えるくらいは入門しては挫折している」という状態です。

今度の再入門がどれくらい続くかは不透明ですが、仕事とは全く関係ない分野だからこそ飽きが来にくいということと、今回は前職の同僚と一緒に勉強しているということもあり、以前よりかは続けられるのではないかと目論んでいます。

前職の同僚に教える際に教材として使っている書籍はこちらです。

本気ではじめるiPhoneアプリ作り Xcode 10.x対応 (Informatics&IDEA)

本気ではじめるiPhoneアプリ作り Xcode 10.x対応 (Informatics&IDEA)

以前iOSプログラミングに入門したときに使っていた書籍の最新バージョンです。

前に使った時に分かりやすいと思ったことと、応用を見据えた事項を抜き出して構成している書籍だったので好印象だったことから選びました。特にWeb APIを利用したアプリ作りを入れているのが好印象でした。

他人にプログラミングを教えていると「ここで詰まると思っていたのに、別のこの場所の方が分かりづらくて詰まるものなのか」とか意外な発見があって、自分も勉強になってます。

次回はこの教えた経験をもとに、(iOS)プログラミング初心者が詰まった事項をコードを交えて少し紹介する記事を書ければいいなと思ってます。

瞑想シーズン1-31日目

今日は以下の場所・時で瞑想しました。

  • 二度寝前
  • 仕事の合間合間
  • 昼食時のゆったりしたとき
  • 帰宅時の電車の中
  • 今この記事を書いている最中

クオリティも量も無いとはいえ、2019年になって今日まで一ヶ月間毎日この瞑想記録を書いてきましたが、あまりに不毛な要素があるので毎日更新するのはやめにしようかと思います。

一応技術ネタ主体のためのブログにしているつもりなので、それが押し流されてしまうのが痛いんですよね。

というわけで、一週間に一回か、隔週で一回くらいのペースに落として瞑想記録をつけようかなと今は思っていて、その分技術ネタのアウトプットを軽いものでもいいからしていくようにしたいと思っています。

直近では読んだ本の書評をしたいと思っていて、さっさと書けばいいのですけれど、まあ筆が進まなくてダメですね。

ま、適当にやっていきます。

瞑想シーズン1-30日目

今日は空手稽古があって時間的余裕がないので手短に。

今日は以下の場所・時で瞑想しました。

  • 二度寝前
  • 仕事の合間合間
  • 空手稽古に向かう途中
  • 空手稽古から帰る時

少し時間を取って瞑想すると無意味な集中をしなくなっていい感じです。