Alibaba Cloud (以下aliyun) を使っている人なんてそうそういないでしょうが、私は仕事で使っていて、タイトルに書いたことが必要になるケースがこの前あったのでメモ代わりに記録。
aliyunにはObject Storage Service (以下OSS) というサービスがあります。AWSで言えばS3に相当するサービスです。
aliyunもAWSと同じようにコンソールだけでなくcliで各種サービスのステータスチェックなどができるようになっていて、大半のサービスはaliyuncliというものを使って調べることができます。
ただ、これを使ってOSS内にあるbucket内のオブジェクトを確認しようとしたら、以下の「ossutilというものを使え」というメッセージが出てきて、実際に使ったらオブジェクトを確認できたのでメモします。
ちなみにこの記事を書いていて調べたときに気づきましたが、githubにgolang勢のaliyun-cliがaliyunのgithubアカウントにあるのも気がつきました。もしかしたらこちらで他のサービスを含めて統一的に扱えるのかもしれません。
ossutilの使い方
リポジトリのREADMEを読めば分かることしか書けないですが、一応メモ。
ossutil config
を使って設定ファイルに設定を書くossutil ls
など定義されたサブコマンドを使用
1.はコマンド実行時に聞かれたことに答えれば、指定したパスに設定ファイルが書かれます。設定ファイルの内容は以下のような感じです。
language=EN endpoint=oss-cn-hangzhou.aliyuncs.com accessKeyID=<key id> accessKeySecret=<secret id>
endpointの値に関してはこちらの公式ドキュメントを見て該当するものを書けば大丈夫なはずです。
後は以下のようにコマンドを実行すればオブジェクトを確認できました。
ossutil ls oss://<bucket name>/<path>