『やり抜く力 GRIT』を読んだ後、「一つのことに集中する方法論が知りたい」と思っていたところ、本屋で見つけたので読んでみました。
SINGLE TASK 一点集中術――「シングルタスクの原則」ですべての成果が最大になる
- 作者: デボラ・ザック,栗木さつき
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2017/08/31
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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例によって例のごとく、これも期待に応えられるほどの内容ではなかったですが、最近の自分の集中力の欠如を意識するにはいい薬だったかと思います。
雑念が入りにくい環境下で今日の12時頃から1.5時間くらいでバーッと読みました。一応シングルタスクを標榜している書籍なので、それに習って読書も集中してやるようにしました。
この書籍を一言で要約すると「マルチタスクは効率が下がるので、効率をよくしたかったらシングルタスクで作業せよ」というものでした。
この主張自体は人によっては至って当たり前で何の新鮮味もない*1ですが、これくらいシンプルな法則は日々の生活で実践していくのが難しいと相場が決まっているものです。
この本の著者もその辺りは分かっているようで、SNSを含め情報に溢れた現代でマルチタスクをせずにシングルタスクで作業していくことの難しさに対処していくか、そんなことも含めて書かれていました。一番最初に「集中を削ぐものから離れる」という趣旨の項目が書かれていることからもそれが伺えます。
GTDを日々実践できている人にはもう既にやっていることばかりなので「何を当たり前な」と思うことばかりですが、私みたいに何回もGTDをやって途中で挫折している人間にとっては「これくらいやることを絞ってくれるならできそうかも」と思える分量だと思います。
本もそれほど厚くなく、数時間で読み切れる分量だと思うので、気になる方は本屋で手に取って読んでみるといいかと。
自分用のメモに残していた文言を適当に書き散らして終わりにします。
p72
シングルタスクとは、単なる行為を指すわけではない。自制心を発達させることでもある。
p76
シンプルに考えたいのなら、一日のあいだに「ひとりでじっくりと考え事をする時間」を決めるのがいい。
p188
いま自分にとっていちばん大切なことはなにかを考え、それに誠実に取り組もう。
*1:私もそうです