プログラマ行進曲第二章

主にソフトウェア関連の技術をネタにした記事を執筆するためのブログ

『SCRUM BOOTCAMP THE BOOK』を読みました

以前の記事でも書きましたが、セルフホスティングしているソフトウェアの中にプロジェクト管理ツールのTaigaがあり、これを有効活用したいと思いつつ、このTaigaはスクラムを知っていること前提のツールなのでメニューに出てくるものの意味が分からず、今までちゃんと使えていませんでした。

新年になり、新しい目標も立てたので、これを機会に少しスクラムのことを勉強してTaigaを上手く使えるようになろうかと思い、以下の本を読むことに。

SCRUM BOOT CAMP THE BOOK

SCRUM BOOT CAMP THE BOOK

結論から言うと、スクラムの全体像を少ない時間で把握するにはとてもいい本でした。

「スプリントをこなしていく中で、ベロシティを安定させていけるようにチームを育てていくのが重要だ」*1というようなことが書かれていたり、単に単語の説明とかで終わるのではなく、外すと致命的になりかねないポイントについても書かれていて、なるほどと思いながら最後まで読めました。

そもそもこれを読んだ目的は単に使われている用語とか概念が知りたかっただけなので、実際のチーム開発で起こりうる事例みたいな記述の箇所は自分にとっては特に必要なかったのですが、必要としている人にはちょうど良い分量なのではないかと思います。

本自体はマンガ部分含めて270ページなので、割合サクッと読める(割にちゃんと内容も書いてあった)のもよかったです。

あと、個人的な趣味嗜好の話しになりますが、こういう「マンガを挿入しながら説明していくスタイルの本」の中では、マンガで描写されるストーリーや説明、マンガ自体の絵柄が本自体の方向性から浮きすぎず、いい感じに作用していると思います。*2

*1:という風に私は理解した

*2:中には「これ、マンガを入れない方がいいだろ」と思えるような書籍もあるので。