プログラマ行進曲第二章

主にソフトウェア関連の技術をネタにした記事を執筆するためのブログ

『インフラエンジニアの教科書2』を読みました

前回のエントリから随分と期間が空いてしまってよくないなあと思ったので、最近勉強で読んだ本の感想を書くことでアウトプットの習慣を取り戻したいと思いながら書いてます。

インフラエンジニアの教科書2 スキルアップに効く技術と知識

インフラエンジニアの教科書2 スキルアップに効く技術と知識

今回読んだ本は『インフラエンジニアの教科書2』です。

読もうと思ったきっかけ

今年の4月に転職し、(ハードウェアを扱わない、クラウド寄りの)インフラエンジニアとして仕事をしていく中で痛感したのが、圧倒的な知識不足でした。

「知識不足」と一言で言ってもどの分野の知識が足りないのかによって取る行動は変わると思います。

ただ、私の場合、「何か全体的に分からないけど、具体的に何が分からないのか分からない…」という状態に陥っていました。

そんな中、チームリーダーや上司と別件で相談した時、「Linuxのプロセス処理とかファイル管理に対する知識が足りなそうだから、その辺りを何かで読んで勉強してみたら?」と言われたので、何かちょうどいい本無いかなと本屋で探してみたところ、内容のレベル・量ともにちょうど良い塩梅だなと思えたのが前述の『インフラエンジニアの教科書2』でした。

読んでみて思ったこと

分量的には2日あれば読み切れるくらい(早い人なら1日)の量だったので、最近書籍を読む週間がなくなりかけていた自分にとってはちょうどよかったです。

内容に関しても個人的にはChapter-02のOSの項目がとてもよく、これだけで買って読んだ価値があったと思いました。プロセスとスレッドに関する知識があやふやだったこともあり、このChapter-02で書かれていたことを読んで結構頭の中が整理できたように感じます。

この本を読む直前、SECTION 13の「インフラエンジニアのファイル管理」の項目内にある「ログ出力でディスク容量を使い果たした」事例と同じような事例を業務中に遭遇していたこともあり、実際の業務の内容と結びついて読める箇所が多かったことも理解を深めるのに一役買っていたと思います。

ただ、(この本の著者も意図しているのでしょうが)この本に書いてある内容の深さはどの項目も基礎となる部分に終始していると思われるので、読んだ後重要なのは、この本を読み終わった後、より深い内容を扱った書籍を読んだりすることが大切なのかなと感じました。

なので次は"Systems Performance"をちょびちょび読んでいます。

Systems Performance: Enterprise and the Cloud

Systems Performance: Enterprise and the Cloud

『インフラエンジニアの教科書2』で扱っている内容と地続きになっているわけではないのでしょうが、現在業務をしていく中で足りなそうな知識が丁度書かれていそうだなと思ったので、次はこれの読破(と得た内容の実践)に挑戦しています。