プログラマ行進曲第二章

主にソフトウェア関連の技術をネタにした記事を執筆するためのブログ

Electron勉強してとても参考になった記事

最近業務の一環でJavaScriptを色々いじる機会があり、このご時世JSいじるならES2015やらなくてはと思って最近ちょこちょこ書いていたりする流れを受けて、Electronにも最近手を出している。

私みたいなJS初心者かつGUIアプリの経験も少ない人がElectronアプリ作成しようと思った時に一番最初にはまると思われるのが、「公式ドキュメントチュートリアルやった後、何すれば良いのか分からない」という状態だ。

2016年1月9日現在、Electronの公式ドキュメントはステップバイステップで教えてくれるというよりかは「必要な情報はリファレンスみたいにしてまとめてるから、そこから必要な情報を自分で拾い上げて自分の作りたいもの作れば?」という雰囲気漂わせている(と個人的には感じる)。

そのため、「real worldなアプリってどう作れば良いの?メインプロセスとレンダラプロセスが違うのは分かったけど、実際作る時にはどう違いを意識してやればいいの? ipcMain, ipcRenderer, remoteモジュールって何なの?」という状態になってしばらく訳が分からないまま時間が過ぎてしまった。

そこでたまたま次の記事を見つけて自分で手を動かしてやってみたら、上記に書いた疑問が大体解消して、Electronアプリの作り方が分かってきたので、私みたいに困っている人は読んでみたらいいと思う。

medium.com

上の記事をやると以下のことが分かるようになるので、チュートリアルの次にやるとちょうど良いと思う。

  • 複数画面の構築の仕方
    • ipcMain, ipcRendererモジュールを使ったメッセージング
    • remoteモジュールを使ったトレイメニューの構築
  • パッケージングの仕方
    • electron-packagerの基本的な使い方

その他グローバルショートカットの設定の仕方など、色々学べる。

ただ次のような難点もあるので学習する時には注意した方が良いかも。

  • 記事で使われているElectronのAPIはv0.35.0より前の古いAPIの書き方で書かれている
  • ES2015で書かれていない

後者は本質的な難点ではないが、気になる人は気になるかも。私は気になった。

ただ、難点を補って余りあるくらい分かりやすいのでオススメ。

後で知ったけど、Awesome Electronに掲載されている記事のようで、さっさとチェックしておけばよかったと後悔。